[請願趣旨]
平成23年3月11日の東日本大震災は、各地に甚大な被害をもたらしましたが、今でも福島第一原子力発電所の放射能放出事故はいまだに収束のめどが立たず、これからも放射能汚染の二次が懸念されています。
物流の発達により豊かな生活になった今日、一宮市でも放射能汚染二次被害が心配されます。毎日の食生活に使用される食材にも不安を否めません。学校給食においても同様に不安を感じます。
以前にも、放射能で汚染された牛肉が全国に流通したり、福島県産の米から基準値を超えるセシウムが検出されたりして出荷停止になるなど、現在の検査体制にも十分とは言いがたい状況です。
放射能による影響が、特に子どもたちに大きいと心配されています。放射能汚染された食材を食べさせないためにも、学校給食の安全性の確保に努められるよう切に要望します。
一宮市の市民及び、学校給食の安全・安心のために以下項目について請願いたします。
[請願要旨]
1. 一宮市学校給食会で使用する食材を(地元産の物も含めて)、できる限り第三者機関で検査し、その結果を公表されたい。
2. 学校給食の食材に対し、高度な放射線量が測定できる検査機関を設置するよう、県に対し意見書を提出されたい。
上記請願書を、一宮市議会議長宛に市議会議員全会派一致で紹介議員になっていただき提出することが出来ました。
意見書については、「放射能による影響が、特に子どもたちに大きいと心配されています。放射能汚染された食材を食べさせないため、そして学校給食の安全性の確保に努めるために、県に学校給食の食材に対し、高度な放射線量の測定ができる機関を設置し、県内の各市町の学校給食会からの調査依頼を受け、検査できる体制を強く求めます。」と記し、提出先を愛知県知事あてと致しました。